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アオイネコ

霞を食って生きるのが目標。

新たな出会いと別れ。そして禁断の地へ…。「ファイナルファンタジーⅢ」(2)

ゲーム

それは宙に浮かぶ大陸だった…「ファイナルファンタジーⅢ」(1) - アオイネコ

 

前回からの続きです。

 

悲しいお別れ

飛空挺で浮遊大陸を飛び出した一行が目にしたのは、一面に広がる大海原。あてもなく空を駆けていると、一艘の難破船を目撃します。

そこで出会った水の巫女エリアから、地上が海に沈んでしまったこと、そして水のクリスタルに光を取り戻すことを知らされ、共に水の神殿に向かいます。

しかし、その後エリアとは悲しい別れが待っています…。

 

広がる冒険

水のクリスタル入手後からジョブが一気に増え、浮遊大陸よりもはるかに広い地上世界では、冒険の幅が一気に広がります。

クラス5以上の白魔法・黒魔法に加えて召喚魔法が手に入り始め、前衛ジョブを皮切りにHPが4桁に乗り、戦闘のボリューム感がアップしてきます。

一方で、ゴールドルの館のシーフ、ガルーダ戦の竜騎士、暗黒の洞窟の魔剣士など、攻略上ほぼ必須となるジョブも存在し、あくまでもこのゲームは適切なジョブをチョイスしながら進めるゲームであるという方向性は維持されます。

それでも選択肢が増えたことにより、戦略は広がります。ナイト・黒魔道士・白魔道士を軸としたバランス型で進むもよし、普段中々使われないマイナーなジョブを使ってみるもよし。ギャンブル性の高い幻術師や風水師を組み込むのも面白いかもしれません。

海底洞窟では水棲モンスターに対してバイキングを投入、バハムート戦で対メガフレアにカタスト(白)の発動を狙って幻術師を投入するなど、ピンポイントでうまく使っていけば、どのジョブでも見せ場は作れると思います。吟遊詩人はどうにも難しいですが…。

 

新たな出会い、そして…

浮遊大陸脱出後に一時的に仲間になるキャラクターとは、エリア、ウネ、ドーガと死別が多いです。(アルスのみ例外。)

浮遊大陸で仲間になったサラ、シド、デッシュが生きていることを考えると、ストーリー面でのハードさが増してきていることがわかります。

光と闇の氾濫や、魔王ザンデの存在、禁断の地の存在など、冒険が進むにつれて物語の核心に徐々に迫ってきます。

中盤までは比較的コミカルなシーンもあるFFⅢですが、終盤になるとそういったシーンは無くなり、禁断の地エウレカでの連戦など、シリアスなシーンが続きます。

その最たるものが、暗闇の雲との初戦、いわゆる負けイベントでしょう。前情報なしでの初プレイなら間違いなく膝を折られるであろうインパクトがあります。長いクリスタルタワーを抜け、ザンデを倒した果てに敗北があるとは…。

しかし、世界のために戦ってきたのは光の4戦士だけではありません。それまで旅を共にしてきた仲間たち、そしてウネとドーガの魂が、4人を再び立ち上がらせてくれます。そして4人は暗闇の雲を倒すべく、闇の世界へと進んでいくのです…。

 

「新たな世界」の見せ方

後のFFシリーズではある程度お馴染みの、ゲームが進むと別の世界へ行く、という演出が、FFⅢでは浮遊大陸→地上世界、という形で実現されています。これにより、一気に世界が拓けるという実感があります。

クリスタル入手ごとに手に入る新たなジョブ、その中のいくつかは攻略上ほぼ必須の箇所があり、そこでジョブの特性を知ることで、1つ1つ戦略の幅を広げることができます。

そして仲間との出会いと別れ、禁断の武器の入手といった1つ1つの出来事を通じて、ゲームとしても物語としても、次の段階へ進んでいく。それによって見えてくる新たな世界。

ファミコンソフトとしては十分過ぎるボリュームから得られるゲーム体験は、当時としては大変大きなものでした。長らくリメイクが待ち望まれたのも十分うなずける話です。ワンダースワン? 知らないな…。

 

以上、「ファイナルファンタジーⅢ」についてでした。